会長挨拶

青商会は民族自主の理念のもと青年商工人をはじめとする30代の同胞青年のネットワークを広げ、民族教育・経済・生活をサポートする経済・大衆団体です。

1945年の解放後、福岡県内の朝鮮学校を中心として、九州各地に同胞が共に助け合いながら生活してきました。 しかしながら、時代の変化とともに、同胞の生活水準は高くなり、朝鮮学校に通う生徒の選択肢が増える中で、朝鮮学校に通う学生数は年々減少傾向にあります。 2006年、筑豊地域にあった朝鮮学校が閉校となりましたが、同胞達は大きく悲しんだはずです。 このように朝鮮学校がなくなり同胞社会が廃れていくのは仕方ないことでしょうか。 決してそんなことはないはずです。自身が通った母校がなくなって喜ぶ人はいませんし、自ら自身の国や民族を捨てる人などいないはずです。 日々激しさを増す日本政府の差別政策やヘイトスピーチに打ち勝つために、今だからこそ我々が団結して大きな力を持つ必要があるはずです。

そのために、2019年、九州青商会は「ハナロ」を掲げて九州同胞を訪ねました。その過程で明らかになった二つの真実。

その一つが情報不足です。正しい情報を知ってこそ、同胞と同胞との絆がより強いものになるはずです。 九州青商会では、正しい情報を九州同胞社会に発信し続けるためにLINE@を構築のうえ、様々な団体と関係を密にしながら、同胞に有益な情報を伝えていきます。

真実の二つ目は、九州の同胞達が青商会に期待しているということです。 九州の同胞を訪ねる過程において、九州の各地で生活する同胞にとって、同胞が一堂に会する場がどれほどうれしく楽しいものであり、 そのために一生懸命に汗を流す若者の姿がどれほど大きな力となるかを知りました。

そこで、九州青商会は、九州同胞が望む企画を打ち出すとともに、同胞が集まる場所には九州青商会が必ず参加いたします。 なぜなら、九州各地の同胞社会が盛り上がるためには、その地で生活する青年が躍動しなければならず、 そのような対象青年を探しだし、共に活動していく必要があるからです。 今の時代を生きる青年が躍動し、同胞達の笑顔絶えない同胞社会が、子どもたちの幸せと輝かしい未来を担保することを確信しています。

ALL九州ハナロ!

在日本朝鮮九州青年商工会 会長
金 敏寛

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